こんにちは、けいです。
今日からしばらくビザ申請の際に必要になる(可能性がある)無犯罪証明の申請・取得方法をまとめていこうと思います!
ワーホリビザに関わらず、現地でのビザの切り替えや、再申請の際にも必要になることが多いので、ぜひ参考にしていただけると幸いです!
今回わたしは日本、ニュージーランド、イギリスと3カ国分の申請及び取得を行いました。
ほとんどの方は日本のもののみが必要になるかと思いますので、今日は日本の無犯罪証明のイギリスからの申請・取得方法についてお話ししていきます。
そもそも無犯罪証明書とは?
「無犯罪証明書」「渡航証明」「犯罪経歴(記録)証明書」などいくつか呼び名がありますが、全て同じものです。
英語だと「Police Report」「Criminal Record」などと呼ばれます。
これは、その国で犯罪を犯したことがありません、という法的な証明書になります。
外国人を受け入れるにあたって、国の安全のためにも犯罪者を受け入れたくはありませんよね。
そのため、ビザを外国人に発給する際は、きちんと現地の警察に「この人は、今までに犯罪を犯したことがありません」という証明をしてもらわなければなりません。
申請は、日本在住の都道府県、もしくは海外の大使館経由で行うことができます。
国内申請は約10日から2週間と、比較的早めに取得できますが、海外からだと、国と時期にもよりますが、約2ヶ月(国内申請の倍以上)かかります。
また、多くの場合がその証明に「アポスティーユ」と呼ばれる国際証明をつけるように求められます。
これもまた、外務省に証明してもらわなければならず、持ち込みの場合は翌日発行ですが(東京の外務本省までいく必要があります)、郵送の場合は郵送日数もかかります。
そのため、もしビザ要項にこれらの警察証明を提出するようあった場合は、まずここから取り掛かることをおすすめします。
申請書類の中でもトップクラスに面倒で、時間のかかる書類です。
申請の流れ
さて、では実際の申請方法をお話しします。
詳細はイギリスの日本大使館HPに載っていますので、そちらを必ず確認ください。
ここに書いているのはあくまで2019月11月時点(申請当時)の情報を、わたしの実際の流れを元にまとめているものです。
- HPから現地指定警察署での指紋採取予約
- 大使館にて、指紋採取原紙を取得(直接受領もしくは郵送にて受け取り可)
- 指紋採取原紙を持って、指定警察署にて指紋の採取
- 指紋採取済みの原紙、その他必要書類と共に大使館にて本人が申請
- 大使館からの連絡を待ち、本人がパスポート持参で受け取り
では詳しく見ていきましょう。
現地指定警察署での指紋採取予約
イギリスで指紋採取を行う場合、完全予約制です。
事前にHP上で日時の予約をする必要があります。
そしてこの予約も、今日明日とすぐに取れるわけではありません。
わたしが申請予約をした際は、最短で2週間後の予約でした。
そのため、無犯罪証明書を申請すると分かった時点で、まずこの予約だけはとっておくことをおすすめします。
事前にこちらのサイトから予約を行います。
- 指紋採取予約をとる
- 指紋を何に使いますか?
いくつか候補がありますが、ビザ申請のためっていうの、ないんですよねぇ。。
なのでこの場合とりあえず一番無難な「試験のため」に丸をつけておきます。 - 確認事項
ここで指紋採取指定警察署の住所や、営業時間、必要書類などの確認が行われます。
指紋採取代がかかるのですが、日本はVAT対象外国なので、費用はワンセットで£84.00とありますね。
(わたしは2019年の10月に申請したのですが、その当時はワンセット£77.70でした!どんどん上がっているようですね。。。) - 個人情報入力
間違いないように名前とアドレス、またイギリスの電話番号を持っている場合はそれも入力します。
最後に SUBMIT を押して完了です。 - 確認メールをチェックし、日時を確認する
申請後すぐに確認メールが届きます。
ここに Referenceナンバーも書いてあるので、保存しておきましょう。
その後、改めて日時が記載してあるメールが送られてくるので(日時の指定は一番早い日程で組まれます。申請時点でこちらが指定することはできません。)それを確認し、もし不都合なら連絡をして日時変更してもらわなければなりません。 - 当日、指定された時間に指定警察署へといく
ここまでで、予約は完了です。
あとは指定日時に間に合うように、必要書類を持って警察署に向かいましょう。
特に指紋原紙については日本は指定がありますので、絶対に忘れないように気をつけてください。
大使館にて、指紋採取原紙を取得(直接受領もしくは郵送にて受け取り可)
今お話ししたばかりですが、取得自体はとても簡単です。
大使館に出向き、窓口で「無犯罪証明書のための指紋採取用紙が欲しい」と伝えると、すぐにもらえます。
勿論お金はかかりません。
わたしは指紋採取日の当日の朝に、先に大使館で用紙をもらってから指紋採取にいきました。
遠方の方は、郵送で取得もできますので、そちらも大使館サイトにて確認してみてください。
わたしのように当日もらう際は、大使館が混んでいることも考えて、ある程度時間に余裕を持って行動されるといいと思います。
指紋採取原紙を持って、指定警察署にて指紋の採取
指紋採取原紙を入手後、指定された時間に間に合うように向かいます。
住所は
109 Lambeth Road, London, SE1 7LP
です。
この時必要になるのが
- パスポート(もしくはイギリス発行の運転免許証)
- 住所証明書類(銀行のBank Statementで大丈夫です)
- 大使館にて受領した指紋採取原紙
- 指紋採取代(現金のみ)
の三点です。
個人的にはパスポートを持っていくことをおすすめします。
というのも、指紋採取自体は、5分から10分程度で終わります。
そのため、予約時間によってはそのまま大使館にいき、申請まで完了していくこともできるんです。
申請の際には必ずパスポートが必要になってきますので、この時持っていっておくと楽かと思います。
またこの時に指紋採取代も払いますが、現金のみの受付ですので、事前にATMや銀行などで現金を作ってから向かいましょう。
お釣りは用意されていますので、ぴったりではなくでも大丈夫でしたが、大金にはなるので、準備の時点で封筒等に分けておくといいと思います。
指紋採取済みの原紙、その他必要書類と共に大使館にて本人が申請
指紋採取が終わったら、それとパスポート、申請書を持って大使館に向かいます。
申請書は大使館にありますので、心配しなくて大丈夫です。
この時注意するのが、申請は本人しか受け付けられないこと。
受け取りは場合によっては代理も可能ですが、申請は本人しかできませんので気をつけてください。
また、この時にアポスティーユが必要な場合は、一緒に申請する必要があります。
万一この時に申請し忘れてしまうと、約2ヶ月後に無犯罪証明書を取得したのちに、再申請する形となり、二倍近い時間がかかりますので、必ず忘れずに申請してください。
窓口で別の書類を記入する形になりますので、申請書を提出の際、「アポスティーユが必要」ということを担当者にお伝えください。
この時も申請費は無料ですので、ここまでで申請は完了です。
あとは大使館から無犯罪証明書が届いた旨のメールが届きますので、それを待ちます。
大使館からの連絡を待ち、本人がパスポート持参で受け取り
メールが届きましたら、あとは大使館の営業時間内にパスポートを持って受け取りに行くだけです。
封筒に入った状態で渡され、開封無効ですので、中身が気にはなりますが、絶対に開けてはいけません。
そのまま申請先に送ります。
また、この時帯に青いスタンプが貼ってあることをチェックしてください。
これがあるものが、アポスティーユ認証済というサインです!
開けなくても確認できるようになってますので、ここで確認してくださいね。
今日のまとめ
以上がイギリスからの申請・取得の流れです。
ネックが最初の指紋取得予約で、あとはそこまで大変ではありません。
ちなみにわたしは指紋採取予約をしたのが2019年10月28日。
指紋採取と同時に申請を行ったのでそれが11月12日。
大使館から連絡が来たのが、12月16日のことでした。
クリスマス休暇からの年末年始を挟む可能性があり、もう少しかかるかと思っていましたが、有難いことにとても早く届きました。
最初の指紋採取予約からだと約1ヶ月半ですね。
無犯罪証明証は、ほとんどの国が発行後6ヶ月間有効ですので、これを申請と同時に他の書類も準備し始めるといいと思います。
今回の警察署への指紋採取の当日の流れも近いうちにまとめますので、お待ちください!
それでは、また。