こんにちは!けいです。
世界中がコロナで大変なことになっていますが、皆様は大丈夫でしょうか?
わたしのいるイギリスはついにLockdownを開始し、今日で二週目に入りました。
そのため、わたしも買い物以外では基本外出せず、気楽な引きこもり生活をしています。
今月はもう少し更新頑張りたいな、と、思っては、います…!
さて、少し時間が空きましたが、今日は前回の続きで、取得したニュージーランドの無犯罪証明にアポスティーユという国際認証をつける方法を解説していきます。
無犯罪証明を求められた場合、一緒に要求されることが多いので、その時に備えて確認しておきましょう!
アポスティーユ認証とは?
そもそも先ほどから話している、アポスティーユ認証とはなんなのでしょう?
これは
外国公文書の認証を不要とする条約(略称:認証不要条約)」(1961年10月5日のハーグ条約)に基づく付箋(=アポスティーユ)による外務省の証明
(外務省HPより引用)
のことをいいます。
少し難しいと思いますが、超要約すると「日本及びハーグ条約加盟国で発行された書類が、確かに公的機関で発行されたものである(=偽物じゃないよ)」と国に保証してもらうことです。
これがあるかないかで、書類の信用度が格段に上がります。
使用できるのはハーグ条約加盟国のみにはなりますが、アメリカやイギリス、オーストラリア等英語圏の国は勿論、ヨーロッパの大半の国が加盟しています。(2020年3月現在)
そのため、ワーキングホリデービザに関わらず、ビザ申請の際には、提出書類にこの認証が必要かどうかも含めて確認しておくと、後々焦らなくて安心だと思います。
またネットで検索すると多くのアポスティーユ代行業者が出てくると思いますが、基本的には自分で申請、取得が可能です。
勿論、代行業者に頼めば何かあった際に安心ですし、基本的にこちらは何もしなくていいので楽さはありますが、その分費用がかかる(日本の場合、申請費は基本的に無料 ※郵送費等はかかる場合あり)場合もあります。
特に遠方の方は、移動費を考えると代行を頼んだ方が安く上がる可能性もありますので、その辺りもふまえて、時間には余裕を持って準備するといいと思います。
申請の流れ
流れ自体はとても簡単ですが、ニュージーランド国内もしくはイギリスのロンドンから申請する人以外は、郵送する必要があります。
そのため急ぎでも限度がありますので、郵送日数もきちんと計画に入れておかないといけません。
- HPでアポスティーユが使える国かどうかの確認をする
- 申請用紙を記入→印刷
- 指定住所宛に郵送
- 返送されてくるのを待つ
また準備しておくものがこちら⬇️
-
クレジットカード(VISA、Mastercard、AMEXのいづれか)
-
A4サイズが曲がらず入る封筒
では、やっていきましょう!
HPでアポスティーユが使える国かどうかの確認をする
こちらのサイトを開きます。
申請を開始する前に、申請先の国でアポスティーユが本当に使えるのかの確認をします。
ここの「---select country---」から証明を申請する国を選びます。
国によって表示が変わるので、例えとしてイギリスとカナダで見てみます。
イギリスの場合
イギリスはハーグ条約加盟国なので、このように取得が可能だと表示されます。
カナダの場合
ではカナダではどうでしょう?
カナダはハーグ条約の加盟国ではありません(2020年3月現在)
そのためアポスティーユ認証の取得ができないカテゴリーAの国であると表示されます。
この場合も指示に従って申請しますが、流れは少し変わります。
申請用紙を記入→印刷
申請国の取得の有無を確認したら、How to applyから次のページに飛びます。
そこから申請用のPDFファイルをダウンロード。
Request a document authentication or apostille (PDF 394KB)
そこから記入していきます。
5ページ分ありますが、実際に必要なのは最後の2ページのみですので、そこだけで大丈夫です。
記入例:1枚目
① 申請国
ここは前のページで入力した、アポスティーユをつけた書類の提出先の国を書きます。
② 紙のアポスティーユか電子アポスティーユか
今回は書類を送付してそこにアポスティーユ認証をもらいので、左上の紙ベースのアポスティーユにチェック✅
③ 二枚以上の文書があるか
NZの無犯罪証明証は一枚で完結するので、上の一枚のみ、にチェック✅
④ 他言語への翻訳が必要か否か
提出先の国によっては、翻訳が必要なこともあるので、そこはそれぞれの国のビザ要項を確認してください。
今回は英語で大丈夫なので、Noにチェック✅
記入例:2枚目
⑤ 個人情報
名前、メールアドレス、電話番号を記載します。
⑥ アポスティーユの送付先
紙ベースなので、どこに返信してもらうかを記載します。
電子アポスティーユの場合は記載のメールアドレスに送られてくるので、ここはスキップしても大丈夫です。
⑦ 返送方法
NZ国内以外からの申請の場合は、全て下のInternational courier bagを購入します。
右の ≫Select country from list≪ から⑥で記載した国を選びます。
わたしは英国(United Kingdom)に送ってもらうので、NZ$25.00でした。
日本だとNZ$15.00でちょっとお得。。。
ちなみにこの国名の後ろのカッコの数字は、デリバリーの所要日数です。
⑧ 支払い方法選択
NZの無犯罪証明証の取得は無料でしたが、アポスティーユ認証は有料になります。
予め手元にクレジットカードを用意しておきましょう。
⑦で選んだ返信用封筒の料金➡️ NZ$25
④で翻訳が必要な場合の料金➡️ 空白
合計金額➡️ NZ$57
Charge my credit cardにチェック✅を入れ、会社を選択します。
VISA、Mastercard、AMEXの3つしか使えないので、注意してください。
JCBは日本では主流ですが、海外に出ると使えないことが多いです。
(b) 有効期限
(c) カードの名義
(d) 署名
⑨ 要望があれば記入
時間に余裕を持って申請されてるかとは思いますが、万一申請日が迫っていて、時間に余裕があまりない場合等は、ここに急いでいる旨を記載します。
が、あくまで要望なので、どこまで加味されるかは定かではないです。
勿論早いに越したことはないので、書くだけならただです。
指定住所宛に郵送
ポストから投函する場合と、小包として速達等を使って送る場合とで郵送先が異なります。
ポストで投函⬇️
Authentication Unit
PO Box 805
Wellington 6140
New Zealand
小包として郵送⬇️
Authentication Unit
Level 1
120 Victoria Street
Wellington 6011
New Zealand
特に急ぎではない場合は、ポストで大丈夫です。
個人情報(カード情報)が心配な方は、少し値段は高くなりますが、EMSなど速達を使うのもいいかと思います。
このとき、A4サイズが曲がらず入る封筒を使うとは思うのですが、外に赤文字で
PLEASE DO NOT BEND(曲げないで!)
と書いておくと、気休め程度ではありますが、丁寧に扱ってくれるみたいです。
一応書いておきましょう。
また、ニュージーランド国内もしくはイギリスのロンドンにあるニュージーランド大使館では直接持ち寄ることが可能のようです。
わたしはイギリスにいたので、Dropした方が郵送より早いし安いということで事前に問い合わせしたのですが、
「こちらでは受け付けられないからもう一度部署を確認してくれ」
という返答をもらいました。
HP上にあったサイトから電話したので、間違いはないと思ったのですが。。。
アポイントが必要なので、Dropだけでは予約がとれないということだったのか。
よくわかりませんが、ロンドンに行くのもただではなく、不安もあったので、今回は郵送で申請することにしました。
ロンドン在住で、ちょっと寄れる距離に大使館がある場合を除いたら、わざわざトライしなくてもいいのかな、と思いました。
返送されてくるのを待つ
郵送後は特に連絡がありません。
ある日突然クレジットカードに引き落としがあります(笑)
そこから1週間ほどで、速達便で返送されてきます。
受け取りの際にサインが必要な可能性もありますので、引き落とし後は少し気にかけておく必要があります。
ついてきたアポスティーユがこれ⬇️
ペラッペラだった無犯罪証明証にこのように仰々しく付けられていました。
正直どっちがメインがわからなくなって、笑えました。
実際にかかった費用総額と日数
費用総額
アポスティーユ申請料金 $32
返信用封筒代 $25
合計 $57 (£29.02)(2020年1月当時)
印刷代(無犯罪証明証本体と申請用書類) £0.75
郵送費 £8.45
総額 £38.22 (約5千円)(2020年4月現在)
日数
2019年12月13日 書類送付
2020年1月7日 書類到着(メールで問い合わせしたところ返信あり)
2020年1月10日 申請費用引き落とし
2020年1月17日 書類受け取り完了
年末年始を挟んだので、少し時間はかかったようですが、約1ヶ月で受け取りまで完了しました。
今日のまとめ
いかがでしょうか?
申請から受け取りまでは比較的スムーズです。
また費用も、わたしは現地の図書館で印刷したのですが、自宅で印刷もしくはコンビニ等で印刷する場合は、もっと安く上がると思います。
これでもういつでも提出できる状態になりました。
無犯罪証明証の取得からここまでで約2ヶ月かかるので、ビザ申請に使用の際は、他の書類と足並みを揃えて申請していきましょう。
お疲れ様でした!