【VIC-CC】授業内容徹底解説!【AGBE】

こんにちは、けいです。

12月も先週で折り返し、今年も残すところあと10日になりましたね。
“レインクーバー” と呼ばれる季節はまだ本格的には来ないままですが、本日のバンクーバーは大雪!
10cmから深いところでは20cmほど積もっています。学校によっては早々に休講が決まった所も。
今夜から木曜にかけてまだまだ気温が下がるみたいなので、九州育ちのわたしとしましては、楽しみ半分恐怖半分といったところです。

さて、前回、前々回とわたしの在籍するVIC-CCやAGBEコースの紹介をしてきました。
今日はいよいよ実際の授業内容を解説していきます!
受けたからこその感想もありますので、今後入学を検討している人は必見です!

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コース紹介記事はこちら⬇️

AGBE/GBEの6つのモジュール

まずは授業の前提条件なのですが、わたしが在籍するAdvanced Global Business Expertise(AGBE)コースは、Global Business Expertise(GBE)コースの生徒と一緒に4週間ごとに1つのモジュールを勉強していきます。

2022年12月現在、2名のコース専任の先生が在籍しており、1つのモジュールごとに先生が入れ替わります。そのため、クラスメイトとは少なくとも4週間は一緒に勉強していくことになり、毎週新入生が入る語学学校に比べると圧倒的にクラス内での活動が多いです。入学もモジュールごとになるので、4週間は同じ顔ぶれです。

授業では、グループ活動やペアプレゼンも多くあります。ので、お互いコミュニケーションも取れますし、慣れてくると授業後にクラスメイトと一緒にカフェで勉強したり、ご飯に行ったりもします。特に同日に入学した子とは、入学時の不安から全部共感できる上に、約6ヶ月の間ずっと一緒なので、仲良くなりやすいです。

それでは6つのモジュールは一体何があるのでしょうか?

このコースでは、Human Resource(HR)、Public Relations(Business Communication)、Legal Administration(Law)、Cost Control(Accounting)、Marketing、Economicsの6つの分野を学びます。

一つずつ順番に解説していきます!

Human Resource Strategies

ここでは会社の人員構成や配置について学びます。

会社の中で、所謂管理職員(マネージャー)にどのような特性・分類があるのか。どのようにして優先順位を決めて動くのか。会社の目指すゴールに向けてのトライの仕方など。

実は一概に管理職と言っても、わたし達が想像しているような仕事以外にも、部署や会社の形態によって多岐に渡るのです。

内容は難しいものではあるですが、アルバイト経験者には結構身近に感じられることもあります。
スーパーバイザーや社員さん、店長といったアルバイト内での役職を思い出しながら紐づけていくといいかもしれないです。

この時は約週に1回のChapterの小テスト(計4回)とファイナルグループプレゼンテーションがありました。
プレゼンでは“あなたたちが企業するとして、どのような事業をおこなって、どのように人員配置する?”という内容を考えました。
特に人員配置に関しては、思っていたよりも全然管理職に人数が必要ないことがわかり、衝撃を受けました。
どこの会社も社員さんを始めとして、契約社員やアルバイトといった所謂“働き蟻さん”達がいてこそ回っているんですね〜( ;∀;)

内容としては面白いですが、実戦となるとなかなか難しそうなモジュールでした。

Public Relations Strategies

ここではビジネスシーンでのメールや書類の書き方について細かく学びます。
特に今後海外で働くにあたって重要になってくる英文履歴書(résuméやCVと呼ばれるもの)の書き方は必見です。
わたしはこれまでニュージーランド、イギリスと職探しをしてきましたが、カナダの履歴書は結構特殊!1Pにまとめなければいけないのは同じですが、片面しか使えないんです。
必要な情報のみを取捨選択しなければいけないので、ここできちんと勉強しておくと、その後のアルバイトやインターン探しにとっても便利だと思います!

このモジュールでは毎日Writingの宿題がありました。
通常より早めに授業が終わり、残りの時間を使って課題をこなします。
大体休憩を挟んでも3時間ほどで終わるものばかりですが、Business Writingが初めての人には結構しんどかったようで。二度としたくない!という学生さんも多かったです∧( 'Θ' )∧

Legal Administration

ここではカナダの法律を勉強します。とはいっても、カナダは国としての法と、各州ごと、各エリアごとに細かく分類分けしてあり、授業では特にBC州に住むにあたり必要な知識を学びます。

入門として、Criminal LawとCivil Lawという大きく分けての2つから学ぶのですが、恐らくみなさんは日本での小中学校の社会科、もしくは高校の公民の授業で習ったことがある内容です。ただ、日本語で勉強するのも難しいのに、それを英語で理解しなければなりません。特に単語は、意味を調べれば知っている法の名前になるのに、そのそもが初めましてすぎて、なかなか記憶に定着しません。単語の暗記が得意な子たちは、有利かな、といった印象でした。

ここでの鬼門は小テスト。きちんと問題文を読み、正しく理解する必要がありました。感覚で問題を読み解くと、ほぼ間違いなく間違えます。理解が難しい場合は、テスト中でも先生に問い合わせたらわかりやすく噛み砕いてもらえるので、少しでも「あれ?」と思ったら、きちんと確認したほうがいいです。

また、プレゼンテーションもなかなか時間がかかります。過去に実際にあった判例を用いて、誰が誰を訴えて、何審まで戦って、結果どちらが勝訴したのかを15分以内にまとめます。実際の事件というだけあって、とにかくものすごい量の裁判資料を読みこまなければなりません。ですが、おおまかなアウトラインは提示してもらえるので、それに沿ってうまく取捨選択すれば問題ないかと思います。

好き嫌いを選ぶモジュールですが、個人的には楽しく学べました٩( 'ω' )و

Cost Control

このモジュールは主に計算式に沿ってひたすら計算をしていくモジュールです。数学というより、算数の問題。とっても簡単な方程式を理解し、あとは足し算と引き算。

ここはとてもお国柄が出るな、といった印象です。日本人は比較的みんな得意で、対してフィリピン人たちは四苦八苦していました。

テキストをフルで使って、多くの問題をこなしていくので、特に躓いたり、ついていけなくなったりすることはないと思います。毎日しっかり復習の時間も取ってくれます。

ただ小テストがとっても大変。多くの問題をひたすら解いていくだけなので、早い人でも1時間。丁寧に解こうとすると3時間コースの人もいました。ただその日は小テストだけで終わるので、ちょっと気持ちは楽ですが。ケアレスミスさえしなければ、そんなに多くの失点もしませんので、落ち着いて解いていきましょう。

Marketing

カナダに来る日本人の多くが興味があるマーケティングを取り扱います。ただ、他の学校のようにこの授業に特化したクラスではないので、本当に触りの部分だけにはなります。知識として学ぶのはとても面白いです。

マーケティングの授業とあって、やはりメインはプレゼンテーションです。この時のトピックは「現在カナダに無い商品を紹介する」
日本にあってカナダにないものを輸入するという形で紹介してもいいですし、自分たちで商品を作って紹介してもいいですのですが、これが結構難しい。
やっぱりカナダはアメリカに近いだけあって、結構いろんなものが普通にあるんですよね。(スナック用の自動販売機など)その中からうまくピックアップして、消費者に買ってもらうために中身を詰めて、、、と結構しっかり準備が必要でした。

プレゼン当日は、自分たちが1億円投資用に持っている、というところからスタートして、どこのプレゼンに投資するか、投資家の気持ちになって受けます。これも新鮮な体験で、とても楽しかったです。

もっと突き詰めたい、とこのあとデジタルマーケティングの学校に行きなおすことを決めた子もいました。興味のある人には、入門としてもおすすめの授業です。

Economics

ここは世界経済について学びます。少し歴史の話や、株価の話にも触れたりしますが、比較的理解しやすい内容でした。少しAccountingの内容にかぶるところもありました。

プレゼンテーションは先生から指定された経済活動家(人物)についてのものです。初めて聞く名前の比較的新しい時代の人から、誰もが一度は聞いたことのある有名な人まで様々です。
同じような思想の人でも、その思想に至ったバックグラウンドや内容が全然違うので、突き詰めるととても面白いものでした。

ここでは日本の経済学部の生徒さんたちはとても楽しそうに授業を受けていた印象です。数字というより、「経済とは?」の視点の内容でした。

座学Term終了後

以上の6つすべてのモジュールを修了すると、座学Termは終了です。この時点でDipromaがもらえます。ただほとんどの生徒はこの後4週間/24週間のインターンシップに行き、Dipromaにプラスします。24週間のコースは今カナダ“Co-op留学”と有名なものですね。

今回で一通りの学校とコース紹介は終了しましたので、今後はCo-opについてお話ししていけたらな、と思います。
実際にCo-op留学をしている側から見た、利点、問題点等、のんびり語っていければと考えています。

それでは、皆様良いお年をお迎えください!また来年!٩( 'ω' )و

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